プールや海から帰ったあと、水着をバッグに入れたまま夜まで放置していませんか?
水着には塩素や海水など、生地を傷める成分がしっかり付いています。
放置すると色あせや生地のヨレが進み、ワンシーズンでダメになることもあります。
ここでは、水着を長持ちさせる「2度洗い」の方法と、干し方・保管のコツを見ていきます。
水着の洗濯は「2度洗い」が基本
結論からいうと、水着は「脱いだ直後」と「帰宅後」の2回に分けて洗うのが正解です。
プールの塩素や海水の塩分は、水着の大敵です。
付いたまま時間が経つと、色落ち・色あせ・生地の劣化がどんどん進みます。
だからこそ、まず現地で真水の水洗い、家であらためて洗剤洗いという二段構えが大切です。
このひと手間だけで、水着の持ちは大きく変わります。
1回目:脱いだ直後に真水で洗う
水着を脱いだら、できるだけ早くシャワーや水道の真水ですすいでください。
塩素や塩分を洗い流すのが目的なので、この段階では洗剤はいりません。
軽く押し洗いしたら、強く絞らずにタオルで挟んで水気を取ります。
持ち帰るときは、乾いたタオルにくるんでからビニール袋に入れてください。
濡れたままビニール袋に直接入れると、雑菌が増えて臭いや色移りの原因になります。
砂が付いたときの落とし方
海の砂は、濡れたままこすっても繊維の奥に入り込むだけです。
一度乾かしてから、生地を軽く引っ張りつつ指ではじくと、ポロポロ落ちてくれます。
2回目:帰宅後におしゃれ着用洗剤で洗う
家に帰ったら、その日のうちに洗剤で洗い直します。
水着はポリウレタンなどの伸びる素材でできていて、熱とアルカリに弱いです。
そのため、洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を選んでください。
- 洗面器に30℃以下の水を張り、中性洗剤を溶かす
- 水着を沈めて、やさしく押し洗いする
- 水を替えて、泡が出なくなるまですすぐ
- タオルで挟んで水気を取る(絞らない)
洗濯表示で洗濯機OKなら、ネットに入れて「手洗いコース」でも洗えます。
その場合も、脱水は30秒程度の短時間にとどめてください。
- 濡れたままバッグに入れて、帰宅後も夜まで放置する
- 塩素系漂白剤や蛍光剤入り洗剤を使う(色落ちの原因)
- ゴシゴシこすったり、ねじって絞ったりする
- 乾燥機にかける(ポリウレタンが熱で傷む)
- 温泉・サウナ後の水着をそのまましまう
干し方と保管のコツ
干すときは、形を整えて風通しのよい日陰に置きます。
直射日光は色あせの大きな原因です。
ハンガーに掛けると肩やストラップが伸びるので、平干しがおすすめです。
カップ付きの水着は、カップの形を整えてから乾かしてください。
シーズンオフの保管前には、もう一度洗ってから完全に乾かし、つぶさずにしまうと安心です。
現場から一言
水着は、クリーニング店でお受けできないことも多い品物です。
伸縮素材は溶剤や機械の力に弱く、お店側もリスクを避けるためです。
つまり水着は、「家庭での洗い方がすべて」と言ってもいい衣類なんですね。
店頭でも「去年の水着が伸びてしまって」というお話を毎年うかがいます。
原因をたどると、濡れたまま数時間放置していたケースがほとんどです。
帰りの車に乗る前の1分の水洗いが、いちばんの延命策だと覚えておいてください。
まとめ
最後に、この記事のポイントをチェックリストでおさらいします。
- 水着は「脱いだ直後の真水洗い+帰宅後の洗剤洗い」の2度洗い
- 砂は乾かしてから、はじいて落とす
- 洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤、水温は30℃以下
- 絞らない・乾燥機に入れない・直射日光に当てない
- 平干しで形を保ち、完全に乾かしてから保管する
大事なのは、洗い方のテクニックより「放置しないこと」です。
その日のうちのケアで、お気に入りの水着を来年も着られます。
よくある質問
Q. 水着を洗濯機で他の服と一緒に洗ってもいいですか?
装飾や金具が他の衣類を傷めたり、色移りしたりするリスクがあります。
洗うならネットに入れて、水着だけ単独の「手洗いコース」が安心です。
Q. 子どものスクール水着も同じ洗い方でいいですか?
はい、基本は同じで、真水すすぎ+中性洗剤のやさしい洗いでOKです。
名札やゼッケン部分は、こすらず押し洗いにするとはがれにくくなります。
Q. ラッシュガードやスイムキャップも2度洗いが必要ですか?
同じ伸縮素材なので、水着と同じケアをおすすめします。
特にラッシュガードは日焼け止めが付きやすいので、襟や袖は念入りに洗ってください。
Q. 色あせてしまった水着は元に戻せますか?
一度色あせた生地を完全に戻すことは、残念ながらできません。
これ以上進めないために、塩素を残さない・日光に当てないを徹底してください。
関連記事
夏の衣類ケアについて、こちらもあわせてどうぞ。


コメント