お気に入りの服についたシミ、家で洗っても落ちなくて困った経験はありませんか?
ゴシゴシこすって、かえって広げてしまった…という方も多いですよね。
シミは、種類や時間によって落とし方がまったく変わります。強くこすれば落とせるというものでもありません。
ここでは、クリーニングのしみ抜きの効果と料金、そして普通の洗いだけでは落ちない理由を見ていきます。
なぜ普通のクリーニングだけではシミが落ちないの?
結論からいうと、普通のクリーニングは「全体を均一に洗う」方法だからです。
通常の洗いは、衣類全体をまとめてきれいにするのは得意です。
ですが、一点に染み込んだ特定のシミを狙って落とすのには向きません。
しみを落とすためには、シミの原因を見極めて、専用の溶剤や道具を使ったピンポイントな処理が必要です。
だから、普通の洗いでは残ってしまうシミには、しみ抜きという追加オプションでの対応が必須になってきます。
しみ抜きは「時間との勝負」
シミは、時間が経つほど落ちにくくなります。
つきたてのシミは、まだ繊維の表面にとどまっています。
ところが時間が経つと、奥まで染み込み、空気に触れて酸化し、変色して定着してしまいます。
特に食べ物や汗の汚れは、色素が繊維に居座りやすい性質があります。
「あとで洗えばいいや」と置いておくと、落ちないシミになってしまうんです。
| シミがついてから | 落ちやすさ |
|---|---|
| すぐ〜当日 | 落ちやすい |
| 数日〜1週間 | やや落ちにくい |
| 数週間以上・洗濯後 | 落ちにくい・残ることも |
落ちやすいシミ・落ちにくいシミ
シミには、比較的落ちやすいものと、プロでも苦戦するものがあります。
コーヒーや皮脂などは、原因がはっきりしている対応しやすいシミです。
一方、墨汁やインク、カビなどは、繊維そのものに固着・変質するため難敵になります。
| 落ちやすいシミ | 落ちにくいシミ |
|---|---|
| コーヒー・ジュース・ワイン | 墨汁・ボールペン(ゲルインク) |
| 皮脂・食べこぼしの油 | ペンキ・接着剤 |
| 醤油・ソース | カビ・古い黄ばみ |
落ちにくいシミでも、早めに相談すれば目立たなくできることがあります。
しみ抜きの料金・日数の目安
料金は、シミの大きさや種類によって変わります。
小さなシミなら、300円前後から1,000円程度が一つの目安です。
広範囲だったり、着物・ブランド品だったりすると、料金は上がる傾向があります。
また、特殊な道具や溶剤を使ったしみ抜きの場合、3,000円以上と一気に値段が跳ね上がる場合もあります。
仕上がりまでの日数は、通常4〜7日ほどみておくと安心です。
難しいシミは、さらに時間がかかることもあります。
- ゴシゴシこすって、シミを広げてしまう
- 自己流で漂白剤を使い、色を抜いてしまう
- 熱いお湯をかける(たんぱく質汚れは固まる)
- 時間が経って忘れた頃に持ち込む
現場から一言
「自分で落とそうとして、かえってひどくなった」というご相談は、とても多いです。
特に多いのが、こすって生地を傷めたり、輪ジミを広げてしまったケースです。
シミは、つけてしまったこと自体より、その後の対応で結果が大きく変わります。
下手に触らず、ついた状況を覚えたまま、早めに持ってきていただくのが一番確実です。
「いつ・何を・どこにこぼしたか」を伝えていただけるだけでも、処理の精度がぐっと上がります。
まとめ
最後に、この記事のポイントをチェックリストでおさらいします。
- 普通の洗いは全体洗い、しみ抜きはピンポイント処理
- シミは時間が経つほど酸化・定着して落ちにくくなる
- コーヒーや皮脂は落ちやすく、墨汁・カビは難敵
- 料金は200〜2,000円目安、日数は4〜7日ほど
- 自己流でこすらず、早めに相談するのが一番
シミは「早さ」が勝負です。
気づいたら、こすらずそのまま持ち込むのが、いちばんの正解です。
よくある質問
Q. シミがついたとき、自分でできる応急処置はありますか?
水溶性のシミなら、乾いた布で軽く押さえて水分を吸い取る程度にとどめてください。
こすったり洗剤を塗り込んだりせず、早めにお店へ持ち込むのが安全です。
Q. どんなシミでも必ず落ちますか?
すべてが完全に落ちるわけではありません。
墨汁や古いシミ、カビなどは、軽くなっても跡が残ることがあります。
Q. クリーニングに出すとき、何を伝えればいいですか?
「いつ・何の汚れか」をできるだけ具体的に伝えてください。
原因がわかると、適した溶剤を選べて、落ちる確率が上がります。
Q. 時間が経ったシミでも、持ち込む意味はありますか?
あります。
完全には難しくても、目立たなくできる場合があるので、あきらめず相談してみてください。
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